わたしの主人公はわたしだから!を整理する

こんばんは、久々に記事を書いています。

283PRODUCTION SOLO PERFORMANCE LIVE「我儘なまま」が近づいてきたので改めて小糸ちゃんのソロ曲を振り返ろうと思います。

ちゃんとした考察とかではないです。ただただライブで聞くにあたって整理しておこうという記事です。いちオタクのいちブログです、優しい目で見てください。

 

 

 

楽曲タイトル

「わたしの主人公はわたしだから!」というタイトル、流されがちでなにかに振り回されている小糸にとって、自分を突き通そうとする信念を表しているように感じます。"!"からもそういった意思を感じますよね。

「私」ではなく「わたし」なのも小糸ちゃんらしい、今までのコミュも「わたし」であったりしますし。

 

 

テーマ

ポップで明るい、コーレス山盛りの楽曲で、てっきり小糸ソロはゆったりでジーンとする曲かなと思っていた覚えがあります。個人的にはこちらの方が聞きやすいので嬉しい。

自分の弱さに対して彼女なりの向き合い方を見つけ頑張ろうという曲で、聞いているこちらも頑張ろうと思わせてくれます。初めて聞いた時めちゃくちゃ泣きました…。

コーレスがたくさんあるのも、小糸にとっての居場所はファンとともにあるようなことを示しているようですごく良いです。それにそのコーレスも鼓舞するような内容なのも誰かのためにこの曲を歌おうとする彼女の一生懸命さが伝わってきて良い…。

 

 

歌詞

コーレス山盛りなので印象に残った部分をピックアップしていきます。

 

走って 走って また転んで
ダメダメなわたしだけど・・・本当に
大丈夫 大丈夫 言い聞かせて
気持ち落ち着いたら 頑張ろー!(せいいっぱい!)

オーディションに落ちても、ダンスがうまくいかなくても「大丈夫!」と言い聞かせて前を向く小糸ちゃんがすごく思い浮かびます。

がむしゃらに頑張るのではなく「気持ち落ち着いたら」なのも小糸ちゃんの"頑張り方を知っている"感じが出ていて素敵だなと思います。今まで幾度もくじけながらも立ち上がって努力してきた彼女が歌うとより一層染みます。また聞いている相手に対しても、焦らず頑張っていこうと伝えているようで小糸ちゃんのやさしさが出ているなと思います。

 

もっと ちゃんとそつなく こなしたい(バッと)
いつの 日にか みんなみたいに(きっと)

"そつなくこなす"って小糸ちゃん過ぎてめっちゃパンチラインなんですよね。

他のメンバーのように軽くこなすのに憧れているのと、自分がアクションを起こすことで現状へ変化が加わってしまうことを恐れている2つの意味が見えて良いです。

 

どんなに遠くたって(ずっと)
追いかける 追いつくまで!

W.I.N.G.編からの引用で、彼女のより諦めない心意気が表現されていて好きです。

 

理想は よゆーで 何でもできて
憧れられちゃったりして(パーフェクト)

でもね でもね わかってるよ
わたしはわたしだもん 頑張ろー!(めいいっぱい!)

理想(=ノクチルメンバー)へのリスペクトと強い憧れは小糸にとって心の支えでもあり呪縛にもなっていて、最初の4小節だけを聞くとうぅ…となります。

でもそのあとに「わたしはわたしだもん」と自分自身を認めてあげる彼女を想像すると本当に…。

これもまた小糸がファンのみんなに伝えたいことなのかなと思うとめちゃくちゃに良いですね、居場所を追い求めてその痛みや苦しみを知る彼女がこのフレーズを歌うことにすごく意味があると思います。

 

同じ 夢を 見つめていたい(ずっと)

小糸にとってノクチルの皆がすべてであり、そんな彼女がこのフレーズを歌うのはグーなのですが、「アスファルトを鳴らして」を聴いてからだとよりグッときてしまいます。

 

 

ソロ曲なのか?キャラソンなのか?

シャニマスのソロ曲は、珍しく(?)シャニマス世界線の彼女らが等身大で歌う楽曲が多いように思いますし、それがこのシリーズの強みに思います(いわゆるキャラクター紹介ソングがあまりない)

では小糸ちゃんの楽曲はどうでしょうか?

最初聞いてた頃はシャニマス世界線のアイドル福丸小糸のソロ曲、というよりも我々向けのキャラクターソング的な位置づけだと認識していて、ちょっとだけそうかぁ…って気持ちでした。

なぜキャラソンなのかというと、「努力」というのは小糸ちゃんにとって"負の象徴"であり、それを他人に見せるというのは今の彼女からは想像できないのです。

W.I.N.G.はもちろん、GRADではそれがトリガーとなるシーンもあったり、「できない自分をさらけ出して且つ努力している姿を見せることはまだ難しい」と明言しています。

それを踏まえると、この曲をソロ曲と捉えるには現状無理があります。

 

ですが、ソロ曲と捉えることも不可能ではないとも私は思います。

まず、上記セリフでも「まだ難しい」と言っている点です。

小糸ちゃんとっても自分がその道が歩むことも無理ではないと思っているはずですし、彼女ならそれを選ぶと思います(妄想)

なので小糸ちゃんがこの先もっと成長していったら、きっとファンの前で胸を張ってこの楽曲歌う日が来てソロ曲へと変化すると思います。

そしてもう1点、仮にこの楽曲が福丸小糸のソロ曲だとしたら、シャニマス世界線のファンからどう見えるのかというのを改めて考えてみると、結構しっくりくる点です。

なぜしっくりくるのかというと、我々(私)とシャニマス世界線のファンの思う小糸の魅力は似通ったものだと思うからです。

天塵では事故ながらも1人だけ真面目に歌う姿、ファン感謝祭ではファンに向けて手紙を読んだりと真摯にファンと向き合い、アイドル活動に意欲的に取り組む姿勢がファンからも見えています。ノクチルの他3人がああいった感じなので余計にその印象が強いでしょう。

もちろんコミュを読む我々(私)からしたら彼女がどれだけファンを大切にしているかは言うまでもないです。

挙げるなら、W.I.N.G.編の最後に「ファンにとって楽しい居場所を作れるアイドル」になりたいと小糸は言っています。

真面目でファンを大事にするアイドルというイメージはファンも我々(私)も同じだと思います。

 

この2点をもってしてみれば、今後の未来で福丸小糸がこの曲をファンに向けて歌うこと(=ソロ曲として歌うこと)には違和感がないと思います。

なんならファンにとっては今歌われても違和感はないでしょう(小糸は全力で嫌がりますでしょうが)

 

つまるところ私が言いたいのは、この楽曲は「キャラソン」でもあるが、「ソロ曲」にも化けるというハイブリッドスーパーソングということです。

オタク、ファンのどちらにも響く楽曲になりえるという可能性の塊であり、それこそ福丸小糸なんですよね。

とはいえソロの1曲目を無難な曲じゃなくて、これを歌わせようと思ったのはなかなか攻めてると思います。結果賛否両方を観測しましたし、いい意味でも悪い意味でもシャニマスっぽいなといった感じです。

 

 

最後に

最後に文句を言うなら、このライブまでにソロコレは出し切っとけよ!と常々思います、すごくもったいないです。

さて色々と書いてきましたが、曲の感じ方はそれぞれですのでなにが正しくて何が違うとかはないと思います。この記事もいちオタクの戯言です。

ただライブでの解像度をあげていきたい一心で書いているだけです。

7/22,23は精一杯楽しみましょう。

読んでいただきありがとうございました。