五億年ぶりにブログを書こうと思ったのですが、書き方を忘れてしまったので文末もですますに戻ってしまいました。内容はシャニマスに追加された新アイドルたちの1人、福丸小糸について、どんな子なのか自分なりの感想と考察を書きました。最後のWING後も書いているので、ぜひ一度小糸をプロデュースしてから読んでいただける幸いです。
なりたいものはなあに
小糸はオーディションにて事務所に入所、幼馴染みんながプロダクションに入るということでみんなと一緒に居たい気持ちでアイドルを志します。そのため、どんなアイドルになりたいかがまったくありませんでした。
ここのコミュは小糸ちゃんの中途半端な感じと、幼馴染への想いが強いというのがよく表れているなと感じました。最後の親御さんフラグを含め受け答えもあまりままならないところが高校一年生っぽさを出していましたね。前半通しでそうですが、プロデューサーには警戒しまくりで、知らない人を怖がっている印象を受けました。
想いはお砂糖づけ
コミュタイトル的には、小糸ちゃんの幼馴染への想いとその行動がレッスンしているみんなに良い影響を与えているというところに「砂糖づけ」がかかっているんだと思いました。
前半の親御さんに許可を取っておらずおどおどした様子は拙さが出ていて、「お」砂糖「づけ」なんかはその表現だったりするのだと考えています。小糸のひたむきな想いは周りに良い影響を与える砂糖漬けのようで、その一方ちょっとした嘘を隠し通せると思っている甘い考えがあったり良くも悪くも16歳なんだなと思います。
私生活のことを褒められてもあまりいい顔しなかった小糸が、幼馴染の話をした途端にテンションが高くなるのに対し、普段の会話はすぐに途切れて「……」が増えたりPの「そういえば」から始まる会話ばかりで極端だなと感じました。距離を感じさせるシーンが多くあーコレコレwって感じしましたよね(?)
最後には内弁慶な子でもあるのが分かるのですが、そんな一面を知れてちょっと距離が縮んだなぁと思うと小糸可愛いねぇ…てなりましたね。
ガラスの嘘
すごい良いコミュだったなと思います。
タイトルの「嘘」というのはもちろん親に許可を取っていなかったことだと思います。そして、「ガラスの」にはノクチルの「チルアウト・ノクチルカ(さようなら、透明だった僕たち)」にかかってると思いますが、ノクチルのユニットコンセプトがはっきりとしてないのでイマイチわからなかったです。また、真面目で嘘をつくのが下手な素直な小糸を透明なガラスに例えているのかなと思ったり、ガラスには全然別の意味があるのかもしれないですが、しっくりくる感じのは思い浮かばなかったです。
このコミュは小糸ちゃんにとって転換期で、プロデューサーと共に大きく一歩を踏み出せたなと感じています。小糸にとってアイドルとは幼馴染といるために始めたモノでした。
しかしレッスンを通して、3人といることの楽しさ以外にもアイドルを続けたいと思えた理由があったんですよねきっと。コミュからだと正直自信がないので憶測として、プロデューサーという存在、プロデューサーの肯定と期待が彼女の背中を押したと自分は考えてます。完全に想像ですが、小糸の家庭はそこそこ厳しい家庭で、今までの人生で「結果を出すこと」を強いられてきたのかなと思いました。
シーズン2の失敗では、「あなたにアイドルなんて出来るわけない」と親から言われています。
しかしそれは親から「できない子」という烙印を押されていたわけではなくて、「見合ったことをするべき」というような現実的な教育でより自己肯定感が否定されてしまい、その上で「結果を出すこと」が求められたのだと思います。
だからこそ必死に努力してなにか1つでも結果を出そうとした、それが勉強という形になったんだと思います。そして、そんな中で出会ったプロデューサーは、結果を残せなくても嘘をついてもそれを受け止め、一緒に成長していこうと言ってくれたのです。小糸にとってその存在は初めてで、大きく、その存在があることで、自分の中のアイドルを続けたいという気持ちを小糸自身が認めることが出来たんだと考えています。
どんなアイドルになりたいかがわからなかったとしても、自分を応援してくれていることに対しても小糸は応えたかったんだと思います。
そんな小糸とプロデューサーの絆がまた1つ強まったコミュでした。
プロデューサーがすごすぎて正直ビビッてます。ここまで真摯に向き合ってくれる人はなかなかいないですよふつう。それは小糸がそういう気持ちにさせてくれるようなアイドルだったからだとは思いますがそれにしても凄いですね。
背中みっつ
福丸小糸ッッッッ!なコミュで普通に感動しました。し過ぎて涙出ました。
ここのコミュは言わずもがなノクチルの他3人の背中を示しているんだと思います。「みっつ」が平仮名なのは幼いころから思っていたからでしょうね。
小糸にとってあの3人はどういう存在なのか、そして小糸にとっての「努力」、うおお小糸ー!!!!!ってなりましたよね(?)
最初のシーンから、条件付きで許しをもらえてどうにかアイドルを続けていけることになりました。ここの「そうでした」3連発が気づくと違和感がすごくて何か意味があるんだろうなとは思うんですけど、普通にわからないのでわかる方はぜひ教えて下さい。
そして場面が変わり、車中での会話に移ります。
小糸は幼馴染3人と一緒に居たいという気持ちでアイドルを始めますが「何をやってもすぐに出来る特別な3人と違って自分は特別ではないから、どうしても一歩遅れてしまう」と考えています。
そのため努力して追いつこうとしますが、努力をすればするほど自分と彼女らにある大きな差が浮き彫りになって孤独を感じずにはいられなくなってしまうのです。
だから表面的に「よゆーです!」「みんな私がいないとダメ」と言うことで、周りも自分も誤魔化しているんだと思います。そして、もし追いつくための努力と知られてしまえば、それこそ4人一緒ではいられなくなってしまうと小糸は考えているのでしょう。だから努力を隠すのです。
またガラスの嘘でも触れましたが、小糸は「結果を出すこと」を大事にしていて、そのための努力を価値として認めることが出来ないのだと思います。
小糸にとっての努力は負の象徴に近いものなのかもしれません。
そんな小糸に対して、プロデューサーは反対に、努力できることもまた特別な才能で、正であり、たとえ結果が伴わないとしてもその努力は無駄ではないし小糸が誇れるものだと明言します。今の小糸にとってそうでなくとも、いつかはそうなってほしいというプロデューサーの願いでもあるのだと思います。
ここですごいのは、大っぴらにするのではなくプロデューサーと小糸だけという形をとり、小糸の想いも汲み取っているところです。小糸を絶対に傷つけないように本心を探る感じは、到底できないなぁと思っちゃいますね。
常に小糸を第一として、前でも後ろでもなく隣で一歩一歩一緒に歩んでいこうとする姿勢はオタクには厳しいかもしれないですね。それくらいプロデューサーのかける言葉はめちゃくちゃ考えられていて本当にかっこいいなと思います。
今は小さな糸だけど
このコミュ名は親愛度レベル12でいろいろわかると思うので、プロデューサーのみなさんは頑張ってください。というのは冗談ですが(ぜひ読んでください)、きっとこのあとに続くのはなにか前向きな言葉で、今まで自分を肯定できなかった小糸がそう言おうとしていることにすでに成長を感じますね。
内容も発見というより、今までに築かれてきた小糸とプロデューサーの信頼関係が全面に出たような感じでした。信頼し合う2人はとても大きく見えたし、会話の1つ1つが今までのコミュを想起させていて、成長とはこういうことなんだろうなぁと思いました。
個人的に選択肢が全部泣けるので読んでほしいですね。次はWING優勝後なのでゲームで読んでから読むことをおススメします。
ここにおいでよ
いわゆるWING優勝コミュ、ネタバレなので気を付けてください。
始めの「小糸」とプロデューサーが声をかけても「ぴゃっ!」と言わないのがめちゃくちゃ良いですね。これまで何度も呼ばれ過剰な反応を示していたのに、いつのまにか当たり前になっているという見方をするともう感動ですよね。
そして出会ったときに答えられなかったどんなアイドルになりたいかに小糸は1つの答えを出します。
自分の居場所がなくて困っているファンにとって楽しい居場所を作れるアイドルになること、それは、居場所を追い求めその痛みや苦しみを知っている小糸にしかなしえないアイドル像なんだと思います。
最後の小糸のメッセージで完全にTRUE ENDです。
余談
というのがWINGコミュの感想と考察でした。とても感動出来て素晴らしいコミュだなと感じますが、話の内容が重た過ぎる印象も受けました。それがシャニの良さでもあるとは思うんですが、16歳にしてはヘビー過ぎませんか???
そういえばサンセットスカイパッセージの言葉
小糸はやはり自分には他のアイドルと違って羽を持たず飛ぶことが出来ないと考えているんだと思います。しかしWING後で考えるならば、小糸は、今すぐに羽が生えなくても、明日、いつか羽が生えて3人に追いつけるように、自信を持って努力を続けていくことをここに書いていると私は考えています。
ちなみに小糸のモーニングコミュベスト3は1位⑦、2位⑮、3位⑭です。⑦のコミュ、小糸の優しさ溢れすぎててガチ愛おしいです。
小糸…トップアイドル、目指そうな…!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
pSSR小糸のコミュも良いのでぜひ引いてください。